下水道工事の作業場所を完全に止水し、水のない作業環境を作ります
たとえばこのようになります
(BOXプラグの場合)
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上流側Boxプラグ④⑤を設置し、導管⑧を接続し、水のない状況下で、水路壁を解体した状況
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下流側も同様に、Boxプラグ⑥⑦に導管⑨を接続し、水路壁を解体した状況
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Boxプラグと導管の接続状況
Boxプラグw2800mm×h2860mm
導管Φ1200mm
スーパープラグシステム工法は上下流に設置したプラグの耐圧開閉蓋を
遠隔操作で開閉すれば、流水を止める、流すが自在にできます
大型プラグの場合
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(Φ4750mmプラグ耐圧開閉蓋閉塞状態)
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(Φ4750mmプラグ耐圧開閉蓋開放状態)

円形プラグの場合
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(耐圧開閉蓋閉塞状態)
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(耐圧開閉蓋開放状態)
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手順1
【図1】に示すように、既設管の上下流側へ設置されたプラグ①、プラグ②に導管④が接続され、既設管内の流水は、導管④内を自然流下方式で流れ、割込み設置部分は水のない状態になります。
*耐圧開閉蓋は開放状態です。
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手順2
この状態で【図1】に示すように、新設管を布設します。
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手順3
次に、プラグ③を新設管へ設置します。
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手順4
次に、【図2】に示すように、耐圧開閉蓋を閉塞し、一時止水の状態にします。
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手順5
一時止水の状態で、導管④を取外します。
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手順6
次に、あらかじめ準備した曲り導管⑤を既設管上流側プラグ①と新設管側プラグ③へ接続します。
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手順7
曲り導管⑤の接続完了後、耐圧開閉蓋を開放し、通水します。
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手順8
この状態で、割込み新設人孔を構築します。
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人孔躯体が2次製品の場合
*人孔の管口接続部分は馬蹄形とします。【図5】
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手順1
人孔の基礎版(底版)を設置します。
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手順2
次に、人孔を設置します。
【図5】(接続部分管口 馬蹄形)
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人孔躯体が場所打ちの場合
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手順1
【図3】の状態で躯体の立上がり構築します。【参考写真1】
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手順2
人孔の立上がり躯体完了後、インバート・接続管口仕上げなどを行う。
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手順3
次に、プラグ導管を撤去を行い、頂版スラブ設置。
【参考写真1】(場所打人孔躯体工事)
以上のように上流側プラグで一時止水することにより、作業員は汚水に浸かることが少なくなく作業できるため、
安全で、衛生的に品質の高い作業ができます。
(例)止水蓋で止める・流すが自在の流路変更手順説明
【説明1】上流側流路変更2600mmプラグ
導管Φ1000mm接続用1式
導管Φ1600mm接続用1式
(写真はFRPM2600mm管へプラグを移動作業)
【説明2】下流側流路変更用角形プラグ
4500mm*4500mmBox用
導管Φ1000mm接続用1式
導管Φ1600mm接続用1式
(写真はBox型プラグへ導管接続状況)
【流路変更手順1】①上流部Φ3600mm既設水路上下流にプラグを設置完了。
②Φ1600mm導管、Φ1000mm導管を接続完了。
(流水は導管内を流れ、既設管、新設管接続部は水のない状態)
【流路変更手順2】③新設管へΦ2600用プラグを設置。
④新設管側導管を既設管近くまで設置。
⑤上流側プラグのΦ1000mm開閉蓋を閉塞止水します。
⑥止水状態でΦ1000mm導管を【図2】のように切替ます。
【流路変更手順3】⑦Φ1000mm導管切替完了後上流側プラグのΦ1000mm開閉蓋を解放し通水します。
【流路変更手順4】⑧新設管へΦ2600用プラグを設置。
⑨新設管側導管を既設管近くまで設置。
⑩上流側プラグのΦ1600mm開閉蓋を閉塞止水します。
⑪止水状態でΦ1600mm導管を【図4】のように切替ます。
【流路変更手順5】⑫Φ1600mm導管切替完了後、上流側プラグのΦ1600mm開閉蓋を解放し通水します。
(以上の作業で流路変更は作業員が汚水に触れることなく完了します)
【流路変更手順6】上流側流路変更と同時に下流側も流路変更作業を行います。
作業手順は上流側とほぼ同様の手順で作業を行います。